何に安定を求めるべきか?

まずは次の2択をしよう
直感で構わない。
安定した仕事を求める前提として、どちらを重視しているかを答えてみてください。

①企業(勤め先)に安定を求める

②職業(キャリア)に安定を求める

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(ちゃんと考えてから次へ読み進もう)
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企業(勤め先)に安定を求めるのは間違っている

規制で守られている業界は実は脆弱

太陽光発電

安定的な会社の代名詞といえば、社会インフラ企業。
電力・ガス・水道会社など。

でもこれらの企業でさえも、規制緩和+エネルギー革命によって一瞬で消える可能性が高まっている。
規制で守られている業界って、実はあぶない。
その体制が維持されている状態では最強だけど、それがなくなったら結構やばい。

今やり玉に挙がっている農協とかね。
農業規制が撤廃される事には相当抵抗して頑張るだろう。
でも矛盾だらけの状態が持続可能なわけがない。
いずれは解体される運命でしょう。

それがいつなのかは予測不能。

吸収合併によって終身雇用制度が自然消滅する

はっきりいって今の企業数は多すぎる。
経済規模が拡大し続けていた前世紀は良かったが、21世紀には必要ない企業がたくさんある。

これから先も経済規模が拡大し続けるのだろうか?
答えはNoだ。
特に日本はね。

これからは企業の吸収合併が大々的に行われる。
そうなったら終身雇用制度など過去の話。
生産性の低い社員は容赦なくリストラされる。

この傾向は優良企業である程強くなる。

企業は誰のモノか?

資本主義経済では、企業は株主(資本家)のモノである。
経済学を学んだことがある者であれば誰でも知っている、1ページ目に出てくる基本的な話だ。

それなのに今まで日本の経営者の多くは、「企業は従業員とその家族の為のモノだ」というおとぎ話をしていた。
それは昔は余裕があったからだ。

余裕がなくなれば原理原則に従うしかなくなる。
株主(資本家)が企業に要求する事は、投資資本に対するリターンだ。
決してそこで働く人達の幸せではない。

極めてシンプルな経営を推進すると、従業員の心は殺伐とする。
そういう時代に向かっているんだという事を、認識しておかなくてはならない。

安定した仕事を見つけたいならキャリアにこだわるべき

キャリア開発

ここまで読んでいただけた人は、もう分かるだろう。
企業に依存しては駄目だという事を。
これからはキャリアを磨き、40代・50代になっても転職が可能な職歴を身につけておくことの大事さを。

一般的には35歳転職限界説がひそかにささやかれている。
でもそれは終身雇用&年功序列を前提としているから、どうしても年齢制限が出来てしまったのだ。

これからはリストラ当たり前&実力主義の時代。
給料とポジションはキャリアで決まる。

既に一部企業では、幹部候補生の引き抜きに必死だ。
ターゲットは40代の主任・課長クラス。
旧態依然とした大企業で能力を発揮しきれていない中堅社員に的を絞っている。

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