相談内容
入社2年目なのですが長時間労働を強いられ遂にダウンしました。病院でうつ病と診断されしばらく仕事を休みます。
会社はうつが治ったら復職して欲しいと言われていますが、同じ職場に戻ればまた再発しそうなので転職を考えています。どのような方法で仕事探しをしたらよいでしょうか?
(24歳 SE職 男性)
【回答】
次の職場を探そうとしている事は非常に良い傾向。
ただ、この手の相談は各々の症状によって対応が異なるので、次に述べる内容はあくまでも参考程度に留めてください。
まずうつ病で会社をリタイアした人を健常者がどのように見ているか?という事は意識しておくべきなので、参考になるツイートを紹介。
新型うつ病ってのは、何でも病名つければ良いってもんじゃない、という典型例だと思う。だからといって放置もできない。抗うつ薬よりは、話を聞いたり転職促す方が正しいだろう。患者側としては、職場で元気が出ないが趣味はできるなら、うつ病という病名には逃げない方が良い。
— いちは (@Willway_ER) 2010, 7月 13
このつぶやきは「うつ病」=「辛い仕事から逃げたい人」という前提に立った発言。
このように思われることは当事者にとって不本意であり悲しい事だと思います。
でも健常者の中にはこのような考え方を持っているという人が多いのも事実だというのを知っておくのは大事。
そして次に紹介するのは、うつ病を10年患ってIT業界へ再チャレンジする41歳のつぶやき。
皆さん、再就職はまだ早いんじゃない?IT業界で大丈夫?って心配してくださるけど、41歳にして初めての転職。最後のワンチャンスと思ってちょっと欲張りたいんだ。だってウツに仕返ししてやりたいじゃん。ウツに負けて好きな職種を諦めるって悔しいじゃん。妻や家や財産を奪われてしまったのに。
— ぷん@うつ病10年目にして奮起 (@wktru) 2013, 3月 27
20代ならともかく40代になってから病気を患って就職先を探すのは非常に困難極める事になるでしょう。
だから質問者様が既に次の職場を探しているという事はとても良い事だと思います。
最後に紹介するツイート内容も示唆に富む内容。
転職相談する時に転職エージェントにどこまで本音で話を出来るかという事が分かるつぶやき。
転職エージェントってわりと都合のいいことばっかり言うっていうイメージなんですよ。僕は苦い思い出があって、さんざん話した後に僕がうつ病だって言った瞬間に態度変えて一切連絡寄越さなくなって、その当時に検討していた転職話なんか全部捨てられたんですよ。イメージじゃなく、実害ですねこれは。
— Taro Matsuzawa (@smellman) 2013, 12月 22
この担当者の反応は酷いものですが、うつ病をカミングアウトするという事はそれだけ再就職が不利なるという事。
前職の退職理由を伝える時、うつ病になったという事をあえて言う必要はないでしょうね。
長時間労働が原因でうつ病になり就業継続が困難になった事が事実だとしても、退職理由は「プライベートと仕事を両立できる仕事を選びたかったので辞めた」程度にとどめておくのがベター。